九州の原発は安全か?
2011年 04月 15日
で「九州の原発は安全か」というテーマをとりあげていました。
参考になりそうな映像を紹介します。
玄海原発、川内原発の想定津波と福島原発を襲った地震と津波の比較です。
川内原発を想定津波が襲った場合の模式図です。
川内原発を福島と同じ津波が襲った場合の模式図です。
九電は国の安全基準に沿っていると言っています。
九電は「100%安全とは言えないが出来るだけのことをしていると言っています。
電源車の配備などしていますが、
パパハポンに言わせてもらえば、少なくとも福島と同規模の津波では電源喪失や
機器の浸水を起さない対策くらいは実行するべきです。
工藤先生も福島で想定外の惨事が起ってしまった事実を他人事とせずに、
福島第2原発と女川原発が助かったことも参考にして対策すべきだと
含みのあるコメントをされました。
パパハポン的には今回津波の最高到達高38mを考慮して40mの津波で
何も壊れない原発にして欲しいところです。
〖BWRとPWRの違い〗
●九州の原発はPWRですから制御棒駆動装置が原子炉の上蓋に
ついていて水圧式制御棒駆動装置が原子炉容器の下についている
福島のBWRに比べて炉水が漏れて燃料棒が水面上に露出する
確率はかなり低くなります。
●九州の原発は使用済み燃料プールが原子炉建屋の外にありますから
プールの水面低下による燃料破損や水素爆発の可能性が福島原発より
はるかに少ないはずです。
●BWRの燃料を冷やす一次冷却水は蒸気になってタービンや複水器など
を通るので通常から格納容器外に出入りしていますが、PWRの一次冷却水
は通常格納容器の外に出ませんので燃料が壊れても高濃度汚染水が
格納容器の外に出る可能性はBWRよりかなり小さくなるはずです。
お山の学校を応援しています
ブログ記事トップへ