ポインセチア
2006年 01月 28日
1825年当時メキシコ駐在でアメリカの公使だったポインセット氏がメキシコに自生していたポインセチアを発見。この功績がたたえられて氏の名前から"ポインセチア"と命名されました。
原住民だったインディアン達は、ポインセチアを観賞用としてではなく、茎を切ったときに出る白い乳液を解熱剤として使うなど、医療用に使用していました。"属"名の"ユーフォルビア"も、ジャバ王専属の医師の名前にちなんだものです。
後、アメリカからポインセチアが渡った欧州ではクリスマスにキリストの血の色、すなわち赤を飾る習慣があり、クリスマス時期に苞葉の赤色が最高に美しくなり、それが下葉の緑との調和がよく、花の中にある蜜腺の黄色が、鈴の金色の役割りを果たしていることから、特にクリスマスに由来がある訳でもないポインセチアがクリスマスに用いられるようになりました。欧米では'クリスマスフラワー'の別名まで持ちます。