原発の津波対策
2011年 05月 07日
菅首相の意向に従って中部電力の全原発が停止されることになりましたが、
停止して何をすればよいのかについて首相は何も言っていません。
中部電力は12mの防潮堤を造ると言っていますが、
日本における過去最大の津波到達高は
1896年の明治三陸沖地震津波の時38.2メートルという記録があるので、
原発敷地内の全ての設備をこのような津波から完全に守ることは技術的にも
経済的にも非常に困難です。
私はむしろ日本中の原発に通常設備から独立してどのような津波にも犯される
心配の無い非常用余熱除去系統を新設すべきであると考えます。
これによって例え発電所の再起動が当分不可能な損害があっても
燃料の破損は免れ、周辺地域と海域への放射能汚染だけは防止することが
出来るのです。
〖パパハポンが描いた下手な絵〗
〖シニアネット福岡の仙さんが見兼ねて分かりやすく描きなおしてくださった図〗
この非常用余熱除去系統は完全防水の部屋に設置されたディーゼル発電機を持ち、
ポンプ、熱交換器、配管は全て耐震、耐津波の建屋内に置かれ、
水中ポンプ型の海水ポンプまたは十分なエレベーションに設置された冷却塔で
最終的に熱を処分するものでなければなりません。
これらの設備は発電所の通常設備に比較して非常に小さいものですから
経済的にも十分可能性があります。
各電力会社がこのような津波対策を真剣に検討することを
望むパパハポンであります。
お山の学校を応援しています
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停止して何をすればよいのかについて首相は何も言っていません。
中部電力は12mの防潮堤を造ると言っていますが、
日本における過去最大の津波到達高は
1896年の明治三陸沖地震津波の時38.2メートルという記録があるので、
原発敷地内の全ての設備をこのような津波から完全に守ることは技術的にも
経済的にも非常に困難です。
私はむしろ日本中の原発に通常設備から独立してどのような津波にも犯される
心配の無い非常用余熱除去系統を新設すべきであると考えます。
これによって例え発電所の再起動が当分不可能な損害があっても
燃料の破損は免れ、周辺地域と海域への放射能汚染だけは防止することが
出来るのです。
〖パパハポンが描いた下手な絵〗
〖シニアネット福岡の仙さんが見兼ねて分かりやすく描きなおしてくださった図〗
この非常用余熱除去系統は完全防水の部屋に設置されたディーゼル発電機を持ち、
ポンプ、熱交換器、配管は全て耐震、耐津波の建屋内に置かれ、
水中ポンプ型の海水ポンプまたは十分なエレベーションに設置された冷却塔で
最終的に熱を処分するものでなければなりません。
これらの設備は発電所の通常設備に比較して非常に小さいものですから
経済的にも十分可能性があります。
各電力会社がこのような津波対策を真剣に検討することを
望むパパハポンであります。
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by papahapon
| 2011-05-07 20:55
| 津波