人気ブログランキング |

やめられない?とまらない?地球温暖化?


by papahapon
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

広島・長崎と福島の違い

福島原発周辺の残留放射能が大きな問題になっていますが、
広島・長崎と福島の違いについて
質問がありましたので、常識的に判る範囲で考えてみました。

広島・長崎では原爆で発生した全ての放射能が両都市と周辺にばら撒かれたのに
居住地域の放射線レベル測定も除染作業もほとんど行われないまま
早々に都市の再建が始まり十年後には誰も放射能を気にせずに
正常な都市機能が復活されました。

ところが福島原発事故で原発周辺地域に放出された放射能は
原発で発生した放射能の極一部だったにも関わらず場所によっては
30年以上居住不可能と言われたりしているのは何故でしょうか?

勿論、終戦直後の広島・長崎には放射能に対する知識も測定設備も乏しく
住民もマスコミも知らぬが仏で戦後復興に邁進出来たけれど、
福島の場合は放射能測定技術も格段に進歩していて、住民もマスコミも
許容レベルを僅かに超えた放射能汚染まで気にするようになったのが
大きな違いではあります。

こういう認識の違いはさて置いて、残留放射能の実態はどうかというと
広島または長崎の場合核分裂を起したプルトニュームまたはウラニューム
がせいぜい20キログラム程度だったのに、
福島原発で核分裂を起した核燃料は数百トンか数千トンか判りませんが
とにかく広島・長崎に比べて桁違いに大量の核分裂生成物が存在した
ことは確かで、しかも事故後水素爆発などで放出された放射性物質は
半減期の長い放射性物質の割合が原爆投下直後に広島・長崎で
ばらまかれた放射性物質よりはるかに多かったことも確かです。

放射線が人体に与える影響というものは放射線の種類や外部被曝、
内部被曝の違い、被曝部位の違い、被曝時間の違いなど様々な
条件があるので一概には言えませんが、一応IAEAや国が許容限度
を決めているので我々はそれを目安に考えることしか出来ません。

若干不可解なことを言えば歯科レントゲン撮影、胸部エックス線透視、
エックス線CT検査などの大量被曝がほとんど野放しに行われている
事実やラジューム温泉の被曝が温泉法で有益とされている矛盾を
国もマスコミも全く問題視していないのがわが国の現状であります。

3・11震災発生時のテレビ報道を見ると気象庁の津波予測というものが
意外なほど現実離れして小さく住民に避難の緊急性を訴えていない
ことが判ります。これは気象庁が回りに障害物の無い場所に設置された
潮位計の測定値を元に警報を出しているからで、実際の陸地における
津波の最高到達高は気象庁警報の3~8杯に達していたために
多くの住民が逃げ遅れて犠牲になったことも事実です。

原発の設計においても大方の設計者や規制当局者は気象庁の発表する
数値を津波の高さとしており、それが福島第一原発大事故の最大原因
であったことは明白です。

ちなみに福島第一と同世代同型の女川原発の設計陣には克って
自分の田にある稲束を燃やして村民を救った古老の戒めを
敢えて実行し原発の敷地高さを5メートル高くした気骨者が居て
自分はそのために左遷されながら女川原発を重大事故から
救ったという伝説があります。

福島第一の原発事故最大の原因を作ったのは良識ある一般人なら
誰でも尊重するような古老の戒めを敢えて無視した建設関係者と
規制当局者であり、彼らの犯した罪は万死に値するものと言っても
過言ではないと思うパパハポンでありました。

クリックしてね 
岩手県大船渡に支援カンパしています


お山の学校を応援しています
ブログ記事トップへ
by papahapon | 2011-12-13 05:51 | 津波